コバノヒルムシロ

科名:ヒルムシロ科
地方名:
学名:Potamogeton cristatus
松山市カテゴリー:絶滅(EX)
環境省カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:白形 毅史
撮影者:
種の特徴
溜め池などに生える小形の浮葉植物。細い地下茎から水中茎を伸ばし分枝する。沈水葉は無柄で互生。狭線形で鋭尖頭、長さ3~7㎝、幅1㎜。浮葉は1.5 ~3㎝で長楕円形。2㎝内外の葉柄がある。6~9月に7~ 10㎜の花穂を水面上に出す。果実は1㎜以上の花柱が残り背稜に2~3個のとさか状の不規則な突起がある。各葉腋に小さな殖芽をつける。
分布市内
三津浜(記録)。
分布市外
本州(宮城県以西)・四国・九州、朝鮮半島・中国大陸・台湾島。
生息状況
三津浜地域で記録があるが、現在では確認できない。生育水域の開発や富栄養化、外来水草の被圧により絶滅したと考えられる。
減少の要因
溜め池の改修、造成、水質汚濁、帰化競合。
特記事項
本種は「レッドデータブックまつやま2012」において絶滅に分類しているが、平成25年6月末に市内の専門学校生により、平井町の溜め池で生育が確認された。