ツクシタンポポ

科名:キク科
地方名:
学名:Taraxacum kiushianum
松山市カテゴリー:情報不足(DD)
環境省カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:松井 宏光
撮影者:
種の特徴
九州山地や西四国の草地などに生える黄花型在来タンポポ。よく似たカンサイタンポポは二倍体で花粉が均一だが、本種は倍数体のため花粉が不均一である。頭花はやや小型で半分ほどしか開かない。総苞外片は上向きで圧着~やや開出、長さは総苞の1/ 2ほどでやや幅広い、角状突起はわずかである。
分布市内
城山(記録)他。
分布市外
四国西部(愛媛県・高知県)・九州北部(福岡県・佐賀県・大分県)。
生息状況
減少の要因
帰化競合、草地開発。
特記事項
以前は大洲市一帯にある倍数性黄花タンポポをツクシタンポポとした場合もあるが、今回、オオズタンポポ(仮称)として区別された。松山市内でツクシタンポポとされている標本が残っているが、現在、それらの採取地には在来黄花タンポポが生育しているがツクシタンポポは見当たらない。なおその黄花在来タンポポはカンサイタンポポに近いものであるが、今後の検討を要する。