カワラボウフウ

科名:セリ科
地方名:やまにんじん
学名:Peucedanum terebinthaceum
松山市カテゴリー:絶滅危惧IA類(CR)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:大高 茂範
撮影者:
種の特徴
日当たりのよい山野に生える多年草。茎は直立、分枝して、高さは30 ~ 90㎝になる。葉は2回羽状複葉で光沢があり、小葉は無毛で裂片は鋭く切れ込み、葉柄は鞘状に広がる。8~ 10月にまばらに複数形花序を出し、白い小花を多くつける。果実は長さ3~4㎝の広楕円形をしている。
分布市内
釣島・坂本・久谷町(記録)。
分布市外
北海道~九州、朝鮮半島・中国大陸。
生息状況
河原などに生育するが、もともと松山市ではまれであった。個体数は少なく、市内2ヶ所で確認された祖市内の数各所の記録があるが、ここ数年内での生育が確認されたのは小野の1ヶ所のみである。これは、溜め池の堤に自生していたものであり、堤の改修によっては、消滅する恐れがある。
減少の要因
草地開発、道路工事、河川開発。
特記事項