ウミニナ

科名:軟体動物門、腹足綱、盤足目、ウミニナ科
地方名:
学名:Batillaria multiformis
松山市カテゴリー:準絶滅危惧種(NT)
環境省カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:石川 裕
撮影者:
種の特徴
殻高約3㎝の太い塔形の貝で、石だたみ状に螺肋をきざむ。時には弱いいぼ状の縦肋がある。殻口上端はこぶ状に白くなる。亜成貝の段階で軸唇がねじれ、そのために成貝では殻口が前に張り出し、水管の横が角張る。細いものは近似種のホソウミニナとの区別は極めて困難である。
分布市内
重信川河口・興居島・中島。
分布市外
北海道・本州・四国・九州。
生息状況
河口や内湾の干潟に生息する貝で、30年ほど前には絶滅状態であったが、15年ほど前から全県下で増えた。現在重信川河口では多産しているが、興居島ではやっと生息を確認した状態である。まだまだ数十年前の状態には戻ってないと思えるので準絶滅危惧のままにしておく。
減少の要因
水質汚濁、干潟の減少。
特記事項
愛媛県カテゴリー準絶滅危惧。水産庁カテゴリー;減少傾向。