ウチヤマセンニュウ

科名:ウグイス科
地方名:
学名:Locustella pleskei Taczanowski,1889
松山市カテゴリー:絶滅危惧ⅠB類(EN)
環境省カテゴリー:絶滅危惧ⅠB類(EN)
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:小川 次郎
撮影者:
種の特徴
全長17㎝。雌雄同色。全体的に灰褐色で、淡い眉斑がある。近縁のシマセンニュウに比べて体が少し大きく、嘴や尾が長め。島嶼部の林で繁殖する。「チリリリチュイチュイチュイ」とさえずる。市内には夏鳥として渡来。
分布市内
小安居島。
分布市外
本州・四国・九州で繁殖。朝鮮半島・沿海州で繁殖、中国大陸南部・ベトナムで越冬。
生息状況
市内では小安居島のみで生息が確認されている。似た環境の無人島が周囲に見られるにも関わらず、他の生息地は見つかっていない。瀬戸内海で現在、繁殖が確認されている島はここだけである。繁殖地への執着性が高いと言われており、生息地の保全が非常に重要である。
減少の要因
生息が確認されたのが最近であり、減少しているかは不明。ネズミ類の侵入が脅威となる。
特記事項
ネズミ類などの捕食者の侵入を防ぐために、人の立ち入りを制限する必要がある。