アカショウビン

科名:カワセミ科
地方名:
学名:Halcyon coromanda major(Temminck & Schlegel, 1848)
松山市カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:丹下 一彦
撮影者:
種の特徴
全長26 ~ 30㎝。体は全身が鮮やかな赤橙色で、嘴は太くて赤い。「キョロロロ…」と鳴く。自然林のよく残った山地の渓流など、暗くてうっそうとした環境を好む。昆虫類やサワガニ、カエルなど、様々な小動物を捕食する。おもに沢や渓流沿いの大木の樹洞に営巣する。市内には数少ない夏鳥として渡来。
分布市内
高縄山から一帯の渓流沿いの自然林。
分布市外
北海道~九州で繁殖。中国大陸東部・朝鮮半島で繁殖、東南アジアで越冬。
生息状況
県内では南予地方に多く生息している。1980年代に松山市では東三方ヶ森付近だけで生息確認があったが、近年、理由はよくわからないが中予地方一帯で確認例が増加している。しかし、営巣に適した自然林は減少しており、森林開発などがすすむと再び減少することも考えられる。
減少の要因
営巣に適した自然林の消失が生息数の少ない要因と考えられる。越冬地である東南アジアなどの森林環境の悪化も影響している可能性がある。
特記事項