ヤマセミ

科名:カワセミ科
地方名:
学名:Ceryle lugubris lugubris(Temminck, 1834)
松山市カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:丹下 一彦
撮影者:
種の特徴
全長36 ~ 39㎝。体は白黒のチェック模様で、雄は喉から胸にかけて茶色の模様がある。時おり、冠羽を逆立てるのが特徴。「キャラッ、キャラッ」と鳴く。山間部の渓流に生息し、早朝や夕方、渓流の岩の上や電線にとまり、水中にダイビングしてアマゴなどの魚を捕らえる。市内では留鳥。
分布市内
石手川水系の渓流部。
分布市外
本州~九州に周年生息。
生息状況
1980年代には繁殖の確認もあったが、国道317号線開通のための護岸工事の影響や、その後の交通量の増加が影響したのか、あまり姿を見かけなくなっていた。近年、再び見かけるようになったが、繁殖場所の確認はできていない。過去には立岩川水系でも繁殖していたようである。
減少の要因
餌になる渓流の魚が減少している。巣穴を掘る崖地や休憩場所となる河畔林も減少している。
特記事項