ヨタカ

科名:ヨタカ科
地方名:
学名:Caprimulgus indicus jotaka Temminck & Schlegel, 1844
松山市カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
環境省カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:石川 和男
撮影者:
種の特徴
全長29㎝。褐色を帯びた複雑な模様の体。昼間は木の枝に密着して平行にとまって擬態しているので、見つけるのが困難。夜行性。夜間に「キョキョキョキョ…」と単調な声で連続して鳴くので、生息は確認しやすい。口を開いて飛びながらガなどの昆虫を吸い込むように捕食する。地上に直接産卵する。市内には少数が夏鳥として渡来。
分布市内
低山地から山地。
分布市外
北海道~九州で繁殖。中国大陸北東部・朝鮮半島で繁殖、東南アジアなどで越冬。
生息状況
低山地の農耕地および林縁から山地に生息するが、自然林が人工林に改変され、個体数は減っている。特に、低山地(東野、平井町、祝谷、伊台、久谷町など)で減少。
減少の要因
自然林の果樹園化や宅地化、さらに街灯や農薬散布の影響による餌となる昆虫の減少。越冬地である東南アジアなどの森林環境の悪化が影響している可能性もある。
特記事項