ヒクイナ

科名:クイナ科
地方名:
学名:Porzana fusca erythrothorax( Temminck & Schlegel, 1849)
松山市カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
環境省カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:宮岡 速実
撮影者:
種の特徴
全長22.5㎝。頭から前頸、胸から上腹にかけて赤茶色で後頸・背・翼は暗緑褐色。喉に白色部がある。脇・下腹・下尾筒は白と黒の横斑。嘴は青黒色で脚は赤い。虹彩は赤色。鳴き声は「キョッ、キョッ、キョッ、キョッ、キョッ、キョキョキョキョキョ」とはじめはゆっくりと、次第にテンポが速くなって終わる。河川やため池、水田に渡来する。市内には夏鳥として渡来し、越冬例も観察されている。
分布市内
ため池や河川の草むら、水田。
分布市外
北海道~九州で繁殖、沖縄など南日本で越冬。中国大陸東部・朝鮮半島で繁殖、東南アジア・中国大陸南部で越冬。
生息状況
ため池や河川敷の水際近くにある草むら、水田など身を隠すことのできる場所を好み、開けた場所にはあまり出てこない。
減少の要因
水田の基盤整備や乾田化、休耕田などの湿地減少、ため池・河川の護岸改修などによる生息適地の減少。
特記事項