シロエリオオハム

科名:アビ科
地方名:
学名:Gavia pacifica( Lawrence, 1858)
松山市カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:秋山 勉
撮影者:
種の特徴
全長65㎝。嘴は真直ぐ。夏羽では頭から首は灰色で、後頸は白っぽい。前頸は黒くて、青色光沢がある。冬羽の上面は黒褐色で、下面は白い。喉に黒い横線がある。沿岸・内湾・河口・海岸近くの湖沼などに渡来し、おもに魚を捕食する。市内には冬鳥として渡来。
分布市内
重信川河口沖などの沿岸海域。
分布市外
北海道~九州で越冬。シベリア北東部・北アメリカ大陸北部などで繁殖、やや南下して越冬。
生息状況
冬から春にかけて沿岸海域に渡来する。2003年2月9日には重信川河口沖で80羽以上の群れが観察されている。2011年2月27日には松山空港沖から重信川河口沖で10羽が観察された。2006年1 月に水泥町の水泥新池、2008年4月には西野町の東大池で各1羽が観察された。近隣の伊予市から大洲市長浜町沖の伊予灘では数十から百羽以上の群れが見られ、2011年3月27日には伊予市沖で150羽以上の群れが確認された。
減少の要因
航行する動力船の増加や海砂の大量採取によるイカナゴなど餌魚の減少。
特記事項