チュウヒ

科名:タカ科
地方名:
学名:Circus spilonotus spilonotus Kaup,1847
松山市カテゴリー:絶滅危惧ⅠB類(EN)
環境省カテゴリー:絶滅危惧ⅠB類(EN)
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:秋山 勁三
撮影者:
種の特徴
全長雄48㎝、雌58㎝。翼開長113 ~ 137㎝。トビより小さい細身のタカ。雄の羽色は上面灰色、褐色、黒褐色と変異が多い。雌は全身褐色に淡褐色や黒褐色の斑がある。飛翔時、翼を上に反し浅いV字形に保って、低空で獲物を探す。海岸近くの平野の農耕地、河川敷のヨシ原などでネズミ、モグラ、小鳥、カエル、バッタなどを捕食する。市内には数少ない冬鳥として渡来。
分布市内
重信川流域。
分布市外
本州中部以北で繁殖、本州中部~沖縄で越冬。中国大陸北東部で繁殖、東南アジア・中国大陸南部・朝鮮半島で越冬。
生息状況
河口付近のヨシ原や湿地の減少にともない、飛来数は少なくなった。近年では、2001年12月に重信川下流域、2003年4月に重信川中流域で観察された。
減少の要因
越冬に必要な広いヨシ原や湿地などが開発によって激減。農薬散布などによる餌の減少。
特記事項
ワシントン条約附属書Ⅱ掲載種。