ヘラサギ

科名:トキ科
地方名:
学名:Platalea leucorodia majorTemminck & Schlegel, 1849
松山市カテゴリー:情報不足(DD)
環境省カテゴリー:情報不足(DD)
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:秋山 勉
撮影者:
種の特徴
全長86㎝。先が平たくしゃもじ形の長い嘴をもち、脚も首も長い。体は白色で、後頭に冠羽がある。脚と嘴は黒い。嘴の基部から目にかけて線状の黒い裸出部がある。干潟、水田、湿地、河川、湖沼などに渡来する。嘴を垂直に水に入れ、開閉させながら弧状に動かして餌をとる。市内にはまれな冬鳥もしくは旅鳥として渡来。
分布市内
重信川河口。
分布市外
日本各地で少数が越冬。中国大陸中北部・インド・地中海沿岸などで繁殖、北部のものは冬、南へ渡る。
生息状況
愛媛県での初記録が1981年10月26 ~ 27日に重信川河口で1羽記録されたもの。重信川河口ではそのほかに1998年12月、1999年11月に若鳥1羽、2001年1月、3月に1 羽が渡来しているが、2004年11月21日以降は観察されていない。
減少の要因
干潟、湿地の開発にともなう生息地の減少。
特記事項
和名に「サギ」とつくが、サギの仲間ではなくトキに近い。ワシントン条約附属書Ⅱ掲載種。