令和2年8月13日 「だから、ことば大募集」発表会

更新日:2020年9月18日

 まず、お礼を申し上げたいと思います。皆さま方、本日は「だから、ことば大募集」の発表会に、大変御多用の中、また、お忙しい中、暑い中、松山市役所までお越しいただき、誠にありがとうございます。審査員長の高橋源一郎様にはリモートで御参加いただいております。本当にありがとうございます。

 さて、皆さん御存知のとおり、松山の大先輩に近代俳句の父・正岡子規さんの存在があります。34年という短い生涯でしたが、世界最小の文学といわれる17文字に、その生涯を捧げました。また、その正岡子規さんの大親友で同い年の夏目漱石さんが、このまちを舞台に小説『坊っちやん』を描いてくださいました。そして、正岡子規さん、秋山好古さん、真之さんを主人公に、司馬遼太郎さんが小説『坂の上の雲』を描いてくださいました。このような文学的な土壌というのは、全国には約1,700の市町村がありますけれども、どこの市町村でもあるということではありません。

 こういった松山の「ことばを大切にするまち」の特徴を、さらに魅力を上げていく取り組みとして、2000年に「だから、ことば大募集」を行いました。1万点を超える作品が寄せられ、その中の入賞作品「恋し、結婚し、母になったこの街で、おばあちゃんになりたい!」というフレーズを、新井満さんが歌にしてくださいました。今では松山市民の愛唱歌になっています。ありがたいことに、1回目も2回目も1万点を優に超える作品たちが寄せられています。皆さんが一生懸命考えられた1万点を超える作品たちを審査するのは大変なことです。また、その一つ一つの作品を私たちは大事に扱わせていただきたいと思っています。
 10年後の2010年、2回目の大募集が行われました。皆さんのお手元にもお配りしています、この2回目の優秀作品たちも中には胸にグッとくるものがあったり、また、にこっとするものがあったり、微笑ましい気持ちになったりと、本当に良い作品たちが寄せられています。そして、松山市内の路面電車にも掲示されたり、松山城に登るロープウェイにも飾られたり、また、リフトの安全ネットにも掲示されたり、まちのさまざまなところに掲示されています。

 さて、今回2020年、今までと違ったコロナ禍ということがあります。自宅で考えることができ、ご応募いただくことができる。また、このコロナ禍だからこそいろんな想い、フレーズが寄せられて、元気づけていただくこと、勇気づけていただくこともできるのではないかと思っています。
 高橋源一郎さん、審査員長になっていただきました。個性豊かな審査員の方々が、また、PRサポーターの方々がどのように広めてくださるのか、大変楽しみにしています。

 結びに、今回寄せられる作品たちが、松山に住む人、そして、松山に来た方を元気づけてくれること、勇気づけてくれること、笑顔にしてくれることを心から願って、私からの御挨拶とします。どうぞよろしくお願いします。

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