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“坊っちゃんの街”愛媛県松山市に企業とクリエイターが集結!
  • 夏目漱石の小説「坊っちゃん」の舞台となった愛媛県松山市。加藤嘉明が築城した松山城、日本三古湯のひとつである道後温泉など、歴史ある街です。

    その松山市では、企業が提供するサービスや商品に付加価値を付けるとされるデザイン等のクリエイティブ産業に着目し、地元のクリエイターを採用したサービス開発や商品開発を推進しています。
    この取り組みの中で、松山市は「クリエイター商談会」を定期的に開催。松山市で活動するデザイナー、イラストレーター、カメラマンなどのクリエイターと、新しい商品やサービス開発をしたいという企業を引き合わせ、松山発のビジネスシーンを生み出すためのイベントです。
    その「クリエイター商談会」が平成28年1月22日に開催されました。いったいどんなことが行われているのか? そしてどんな企業が参加しているのか? その全貌を探りに行ってまいりました!

地元企業だけでなく東京の企業も乗り込んできた!

会場となったのは、松山市街から車で20分ほど離れた「テクノプラザ愛媛」。ここに、クリエイターとクリエイターを求める企業が集います。
まず、企業より10分間のプレゼンテーションが行われ、その後クリエイターとの質疑応答へと進みます。
参加企業は、地元愛媛県から2社、東京からは3社で、参加クリエイターはデザイン事務所や印刷業、制作会社など12社が参加。会場は緊張と熱気に包まれています。
そして、各企業のプレゼンテーションが始まりました。

愛媛の老舗こんにゃく店がクリエイターを募集

  • それでは、各企業のプレゼンテーションの一部をご紹介します。
    トップバッターは、地元愛媛県より、昭和35年創業のこんにゃく店である「一柳」です。こんにゃく芋から自分たちで作るこだわりのこんにゃくは、地元民に愛されています。しかし、1ヶ月あたりのこんにゃく消費量は月1.5丁ほど。もっとこんにゃくを食べてほしいということで開発したのが「乾燥こんにゃく」。20代をターゲットに、バッグやポケットに忍ばせて手軽に食べられる、スナック感覚のこんにゃくです。

    この乾燥こんにゃくのパッケージリニューアルに、地元のクリエイターの力が必要だとプレゼン。クリエイターからは、販売価格やパッケージの内容量の見直しなどについて質問がありました。

    愛媛県の企業は、地元の活性化に加え、日本全国への発信を目標としています。松山に住むクリエイターの力が、地元のビジネスを大きくしていくのです!

東京の企業も参戦!

  • さて、後半は東京からやってきた企業のプレゼンタイム! まずはKADOKAWAの登場です。
    KADOKAWAは、大人気のまんが学習シリーズ「日本の歴史」の宣伝担当者が登壇。この「日本の歴史」を使った学習体験の一環として、体験学習イベントを広島や京都で開催。それを松山でも実現するために、企画を募集。松山市の歴史を子どもたちにアピールし、もっと興味を持ってもらえる企画を、ぜひ地元のクリエイターと協力してやっていきたということでした。

    最後は、東京巡りのバスツアーを中心とした企業はとバスです。都内だけで100コースもの観光コースを抱えるはとバス。しかし、同業他社もいるためもっとブランディングに力を入れていきたいとのこと。他社との差別化、優位性などをクリエイティブな面からアピールするために、松山のクリエイターのみなさんの力を借りたいということでした。

    折しもはとバスはもうすぐ70周年を迎えるだけでなく、東京オリンピックの開催も控えています。豊富な観光ルートに加え、質の高いバスガイドのスキルなど、まだまだアピールできるところがあるため、そのあたりを考慮した企画を募集中とのことでした。

松山のクリエイターたちの腕の見せどころです!

  • 各企業のプレゼンテーションのあと、クリエイターたちは興味のある案件に対してアイデアを出し、個別に企業にアプローチしていくことになります。イベント後、参加企業とクリエイターたちの懇親会では、和気藹々とした雰囲気で情報交換が繰り広げられていました。

    もしかしたら、このイベントから新しい商品やビジネスが生まれるかもしれませんよ!

    松山市では、定期的に「クリエイター商談会」を始めとした、地元企業やクリエイターを対象としたセミナーやイベントを開催。それだけ、松山には才能のあるクリエイターがいるということ。
    愛媛県には、おいしいみかんや新鮮な魚、今治タオルや歴史ある観光スポットなどがたくさんあります。松山市を中心に、愛媛県、そして四国がどんどん盛り上がっていくことでしょう。

    これからは、愛媛県松山市、そして四国がクリエイターの聖地となるかもしれませんよ!!