ヤマブキソウ
科名:ケシ科
地方名: ―
学名:Hylomecon japonica

松山市カテゴリー:絶滅危惧ⅠB類(EN)
環境省カテゴリー:―
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:松井 宏光
撮影者:
- 種の特徴
- 山地の落葉広葉樹内に生育する多年草。根茎があり、全体にやわらかく鮮緑色で多細胞の縮れた毛がまばらに生える。根生葉は長い柄をもつ。葉は羽状複葉で、小葉は5~7枚。小葉は広卵形で先は尖りさらに細かい切れこみと細かい鋸歯があるが、小葉の切れ込みや鋸歯には変異がある。4~6月頃に上部の葉の脇に1~2個の黄色の花がつく。花はヤマブキに似ているが花弁が4枚(ヤマブキは5枚)。
- 分布市内
- 米野町(記録)・北部山地。
- 分布市外
- 本州・四国・九州、中国大陸。
- 生息状況
- 北部山地に生育しているが、他に米野町や久谷町の山地にも現存の可能性がある。採取圧が懸念される。
- 減少の要因
- 森林開発、野草採取。
- 特記事項
- 松山市北部山地での確認があるため旧ランク「情報不足」から「絶滅危惧ⅠB類」に変更した。