トキソウ
科名:ラン科
地方名:―
学名:Pogonia japonica

松山市カテゴリー:絶滅(EX)
環境省カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:松井 宏光
撮影者:
- 種の特徴
- 日当たりの良い湿地に生える多年草。地下茎は硬くて横に這い、所々で新苗をだす。茎は高さ10 ~ 30㎝。葉は1枚で茎の中央につき、やや肉厚で長さ10㎝内外。葉の下部は細くなり茎に延下する。5~7月頃に、茎に先に1個の淡紅紫色の花を横向きにつける。花は長さ2㎝ほどで、花被片は6枚で、中央下部の花被片(唇弁)は下向きに曲がり、内側には多数の柔らかい突起が密生する。
- 分布市内
- 東野(記録)。
- 分布市外
- 北海道~九州、朝鮮半島・中国大陸・千島。
- 生息状況
- 市内における近年の確認記録がなく、絶滅したものと考えられる。東野の自生地は開発のため消滅した。
- 減少の要因
- 湿地開発、園芸採取。
- 特記事項
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