オオバシナミズニラ
科名:ミズニラ科
地方名:
学名:Isoetes sinensis var. coreana

松山市カテゴリー:絶滅危惧ⅠA類(CR)
環境省カテゴリー:絶滅危惧ⅠB類(EN)
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:兵頭 正治
撮影者:
- 種の特徴
- 夏緑性の水生シダとなっているが同じ株からの芽出しも見られる。山沿いの池沼等に見つかる珍しいもので、一時絶滅と思われていたが最近、しばしば発見されている。ユリ科のニラの葉に似ているためこう呼ばれる。
- 分布市内
- 市内。
- 分布市外
- 本州・四国・九州、朝鮮半島。
- 生息状況
- 市内の数ヶ所の溜め池に生育するが、個体数は少ない。溜め池の改修工事や水質変化、水草マニアの採集により激減している。
- 減少の要因
- 池沼開発、水質汚染、農薬汚染、園芸採集。
- 特記事項
- オオバシナミズニラは1997年にシナミズニラの新変種として発表された。過去の市内におけるミズニラの記録はオオバシナミズニラと考えられる。