サツマスゲ
科名:カヤツリグサ科
地方名:―
学名:Carex ligulata

松山市カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー:―
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:得居 修
撮影者:
- 種の特徴
- 高さ40 ~ 70㎝の多年草で叢生する。茎は3稜形で、下方は葉身のない赤褐色の鞘に包まれる。中部に幅4~8㎜の線形で扁平な葉をつけ、裏面は白みをおびる。頂小穂は雄性で線形、側小穂は雌性で短円柱形で、5~7個を茎の上方に総状つけ、苞状葉の葉鞘から直立して出る。果胞は倒卵形で、灰白色の毛が密生する。
- 分布市内
- 興居島(記録)・釣島・中島町大浦・元怒和・高縄山。
- 分布市外
- 本州(本州南部以南)・四国・九州、朝鮮半島・中国大陸(南部)・台湾島・インド。
- 生息状況
- 旧中島町の島しょ部と高縄山(標高640m付近)の山地に少量ずつ、転々と分布しているが、減少傾向にある。
- 減少の要因
- 植生遷移の進行や樹林の繁茂など、生育環境の悪化。
- 特記事項
- 合併に伴う広域化により、生育地点数が増加したためランクを下位に変更した。