ナンゴクウラシマソウ
科名:サトイモ科
地方名:―
学名:Arisaema thunbergii ssp.thunbergii

松山市カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー:―
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:池内 伸
撮影者:
- 種の特徴
- 海岸近くの山林に生える多年草。葉は1個で、小葉9~ 11枚、小葉は被針形で長さ3~ 13㎝、中央脈上に白い斑が入る物が多い。花茎は高さ約15㎝で、先に暗紫色の仏炎苞をつける。付属体は細長く、仏炎苞から出て立ちあがり、先は湾曲して垂れ下がる。花期は4~5月。
- 分布市内
- 米野町(記録)・北条(鹿島・高縄山系)。
- 分布市外
- 本州(山口県)・四国・九州。
- 生息状況
- 北条には多数現存しており、今のところ絶滅や減少の恐れはないように思える。しかし本種の特異な草姿は山野草としての人気があり、園芸採取の対象となっている。
- 減少の要因
- 森林伐採、山地転用、園芸採取、道路工事。
- 特記事項
- 前回のランクは「情報不足」であったが、地域の広域化で生育が確認されたことから「準絶滅危惧」に指定し今後の消長を見守りたい。