オケラ
科名:キク科
地方名:―
学名:Atractylodes ovata

松山市カテゴリー:絶滅危惧IB類(EN)
環境省カテゴリー:―
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:小沢 潤
撮影者:
- 種の特徴
- やや乾いた草地や疎林内に生育する多年草。茎は硬くて上部で分枝し、高さ30~ 100㎝になる。葉はやや硬く、3~5裂する。花期は9~ 10月、枝先に径2~ 2.5㎝の白色または淡紅色の頭花をつける。根茎を乾かしたものは薬用となり、若芽はゆでて食用とする。オケラは、古名のウケラのなまったものといわれる。
- 分布市内
- 北条(大浦、下難波)・野忽那島。
- 分布市外
- 本州・四国・九州、朝鮮・中国大陸東北部。
- 生息状況
- 瀬戸内海沿いのアカマツ疎林にかつては普通にみられる種類であったが、遷移移行によりきわめて数が少ない種類となった。
- 減少の要因
- 遷移移行、森林伐採。
- 特記事項
- 北条地区、中島町との合併により本種の生育が確認されたため、ランクを「絶滅危惧IB類」に変更した。