ヒキヨモギ
科名:ゴマノハグサ科
地方名:―
学名:Siphonostegia chinensis

松山市カテゴリー:絶滅危惧IB類(EN)
環境省カテゴリー:―
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:大高 茂範
撮影者:
- 種の特徴
- 日当たりのよい草地に生える半寄生の1年草。茎は直立し、上部がやや分枝し、高さは、70㎝~1mになり、全体に曲がった短毛が密に生える。葉は卵形、長さ1.5 ~5㎝幅1~3㎝で、茎の下部では対生、上部では互生し、羽状に深く切れ込む。葉の両面特に裏面脈状に曲がった短毛が生えている。花は、8月~9月に枝先の葉腋ごとに鮮黄色の長さ約2.5㎝の唇形花をつける。蒴果は、長さ約1.5㎝の楕円形で萼に包まれる。
- 分布市内
- 伊台・小野・難波・興居島(記録)。
- 分布市外
- 北海道(南千島)~沖縄、朝鮮半島・中国大陸・台湾島。
- 生息状況
- 市内では5ヶ所で生育が確認された。以前自生していた小野の一ヶ所では、池堤の改修で消滅した。そのため、他の自生地も堤の改修や土地開発によって、消滅する恐れがある。
- 減少の要因
- 池沼開発、管理放棄。
- 特記事項
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