ツルガシワ
科名:ガガイモ科
地方名:―
学名:Vincetoxicum macrophyllum var.nikoense

松山市カテゴリー:絶滅危惧ⅠB類(EN)
環境省カテゴリー:―
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:松井 宏光
撮影者:
- 種の特徴
- 高海抜地の山地林内に生える多年草。茎の下部は直立し楕円形の大きな葉を対生に付け、茎の上部はツル状になり1m近くも伸びて、葉も小さくなる。夏に葉の付け根に暗紫色の花が群がって咲く。花柄はごく短い。果実は6~9㎝の細長い角状で左右に突き出す。
- 分布市内
- 高縄山・湯山(記録)。
- 分布市外
- 本州・四国。
- 生息状況
- 生育地では個体数は多いが、生育地が限られている。なお確認された生育地は保護地域内である。
- 減少の要因
- 採取、人の踏みつけ。
- 特記事項
- 旧カテゴリーでは「情報不足」としたが市内の広域化により生育地が確認できたことで「絶滅危惧ⅠB類」に変更した。なお花序が大きく花柄が2~5㎝と長いものが母種であるツクシガシワC. grandifolium var. grandifoliumというが両種の区別は明確ではなく今後の検討事項である。