イヌセンブリ
科名:キキョウ科
地方名:―
学名:Swertia tosaensis

松山市カテゴリー:絶滅危惧IA類(CR)
環境省カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:大高 茂範
撮影者:
- 種の特徴
- 山野の湿地に生える高さ5~ 30㎝の1年草、越年草。茎葉は長さ2~5㎝の倒披針形で先は鈍い。10 ~ 11月に花は狭い円錐状につく、花冠は直径2~3㎝の白色で淡紫色のすじがある。センブリとちがい、全草に苦みが少なく薬用にならないことから名がついた。
- 分布市内
- 小野町。
- 分布市外
- 本州・四国・九州、朝鮮半島・中国大陸。
- 生息状況
- 近年、小野町の2ヶ所に生育しているのが確認されたが、10個体しか再確認されていない。
- 減少の要因
- 降水量減少等の環境の変化、湿地開発、園芸採集。
- 特記事項
- 小野の2ヶ所のうち一ヶ所は再確認できていない。以前は記録がなく、個体数もわずかであるため新規に「絶滅危惧IA類」にランクした。