ゴキヅル
科名:ウリ科
地方名: ―
学名:Actinostemma tenerum

松山市カテゴリー:絶滅危惧ⅠA類(CR)
環境省カテゴリー:―
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:松井 宏光
撮影者:
- 種の特徴
- 平地の水路沿いや溜め池堤体などに生育するツル性の一年草。葉は互生、三角状披針形で先端は尖り、長さ3~ 10㎝、葉縁はときに浅く3~5裂する。8~ 11月に葉腋から花序をだし、多数の黄緑色の小花をつける。果実は楕円形で緑色、熟すと下部の果皮が脱落して大型の黒色の種子を2個落とす。和名は合器蔓で、合器とはかぶせ蓋のついた容器のことで、果実の果皮がはずれる様子を例えたもの。
- 分布市内
- 土居町・小野町など。
- 分布市外
- 本州・四国・九州、朝鮮半島・中国大陸・ベトナム。
- 生息状況
- 河川の護岸改修や湿地開発により減少している。
- 減少の要因
- 河川開発、湿地開発。
- 特記事項
- 旧カテゴリーは「情報不足」であるが、松山市内で複数の生育地が確認されたことから「絶滅危惧ⅠA類」に変更した。