トリデヤスデ
科名:ババヤスデ科(ヤスデ綱オビヤスデ目)
地方名:―
学名:Xystodesmus gracilipes(Takakuwa, 1943)

松山市カテゴリー:情報不足(DD)
環境省カテゴリー:—
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:鶴崎 展巨
撮影者:
- 種の特徴
- 体長20 ~ 25㎜内外、幅4~5㎜の中型のヤスデ。頭部と体背面は灰青色。常緑広葉樹林に生息するが、スギ林(伊予三島市金砂湖)からも見つかっている。交尾・産卵は4月下旬から5月中旬。幼体は6月頃孵化。成体に達するまでに3年を要すると推定されている。
- 分布市内
- 松山市城山(タイプ産地:現在は確認できない)。
- 分布市外
- 新居浜市大島・伊予三島市金砂湖(愛媛県固有種)。
- 生息状況
- 松山市城山(記載者の高桑良興氏からの伝聞に基づく三好氏私信によれば、県庁西側登山口付近)がタイプ産地だが、1943年の原記載以後、何度も探索されているが発見されない。当地では絶滅したとみられる。市内では他に生息地は見つかっていない。
- 減少の要因
- 城山の照葉樹林林床の乾燥?
- 特記事項
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