ゴホントゲザトウムシ
科名:マザトウムシ科(クモガタ綱ザトウムシ目)
地方名:―
学名:Himalphalangium spinulatum(Roewer, 1911)

松山市カテゴリー:情報不足(DD)
環境省カテゴリー:情報不足 (DD)
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:鶴崎 展巨
撮影者:
- 種の特徴
- 体長1㎝内外の大型でやや短脚のザトウムシ。体は黒褐色で腹部背面の中央に5個の短いとげが縦列する。幼体越冬で、成体は5~6月頃に出現。
- 分布市内
- 松山市御幸寺山(護国神社裏の竹林とその周辺)(現在は確認できない)。
- 分布市外
- 神奈川県以西の本州・四国・九州(国内では局地的)、朝鮮半島・中国大陸。
- 生息状況
- 御幸寺山山麓では、1970年から1994年までは生息を確認していたが、その後、ほとんど毎年の探索にもかかわらず発見できず、絶滅したと考えられる。竹林が放置されて林床が過度に暗くなりすぎたことが衰退の原因かもしれない。ただし市内の他所から見つからないとはいいきれないので、情報不足とした。
- 減少の要因
- 生息地の竹林の遷移による衰退?
- 特記事項
- 愛媛県内ではその後、東温市と宇和町に生息地が見つかっている。