コガネグモ
科名:コガネグモ科(クモガタ綱クモ目)
地方名:さんばそう(興居島)
学名:Argiope amoena L. Koch, 1878

松山市カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー:—
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:鶴崎 展巨
撮影者:
- 種の特徴
- 体長雌20 ~ 30㎜内外、雄6㎜内外。腹部の黄色と黒の横縞が目立つ大型のクモで、6~8月頃、おもに里山に接する平地の田園部に大型の円網を張る。コガネムシやチョウなどの大型の昆虫を捕食する。
- 分布市内
- 市内全域(おもに里山に接する郊外)。
- 分布市外
- 本州・四国・九州・南西諸島、台湾島・韓国・中国大陸。
- 生息状況
- 多くの地方名があり、地域によっては、雌の成体を捕まえて戦わせる遊びがあったほど親しまれていたクモだが、最近は里山に接する郊外でわずかに見られる程度になっている。肥だめや農家での牛馬飼育の消失、農薬使用などによるコガネムシ類やハエ類の減少が影響していると思われる。
- 減少の要因
- 農薬使用、雑木林の減少、農業形態の変化などによる大型の餌昆虫の減少。
- 特記事項
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