イシイオビヤスデ

科名:オビヤスデ科(ヤスデ綱オビヤスデ目)
地方名:
学名:Epanerchodus tubakisanus Miyosi,1955
松山市カテゴリー:情報不足(DD)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:鶴崎 展巨
撮影者:
種の特徴
体長12㎜内外、体幅1.7㎜の小型のオビヤスデで体は暗褐色。鳥取市での観察によれば、本種は成体越冬、5~6月に交尾・産卵ののち死亡。幼体は5月から出現し、同年10月までには成体に達すると考えられる。
分布市内
松山市石井椿神社(タイプ産地:当地では絶滅とみられる)。
分布市外
県内では他の既知産地なし。他に鳥取県鳥取市の数地点で確認されるのみ。日本固有種。
生息状況
椿神社では1993年からの数度の調査でも発見できず、すでに絶滅とみられる。周辺の社叢でも生息は確認できていない。しかし、市内のどこかに生息している可能性は残るので情報不足とした。
減少の要因
社叢の縮小と、周辺の宅地化による社叢内の乾燥(?)。
特記事項
鳥取市の集団の雄の生殖器は原記載の図とはやや異なる。