ムカシトンボ
科名:ムカシトンボ科
地方名:
学名:Epiophlebia superstes

松山市カテゴリー:準絶滅危惧 (NT)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:久松 定智
撮影者:
- 種の特徴
- 腹長♂38 ~ 43㎜、♀38 ~ 40㎜。後翅長♂27 ~ 30㎜、♀29 ~ 30㎜。体は毛深く、複眼は灰色。幼虫は発音器をもつ。3月下旬~6月下旬に出現し、河川上流の渓谷的な環境に生息し、幼虫期間は5~7年と考えられている。
- 分布市内
- 高縄山・杉立町・宿野々・米野町・福見川町・梅ノ木・大井野町・藤野町。
- 分布市外
- 石鎚山系・東予~南予、北海道~九州。
- 生息状況
- 松山市内では高縄山周辺の山地から記録されている。
- 減少の要因
- 河川環境の悪化。
- 特記事項
- 日本特産種。翅は均翅亜目、体は不均翅亜目という特徴をもち、ヒマラヤに生息するEpiophlebia laidlawi と中国黒竜江省から記載されたE. sinensis の3種でムカシトンボ亜目を構成する。その原始的な形態から生きた化石と呼ばれる。