イヨメクラチビゴミムシ
科名:オサムシ科
地方名: ―
学名:Stygiotrechus iyonis

松山市カテゴリー:情報不足(DD)
環境省カテゴリー:―
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:菅谷 和希・小川 遼・原 有助
撮影者:
- 種の特徴
- 体長2.45㎜〜 2.65㎜。四国の北東部に分布する近似種のオオタキメクラチビゴミムシ S. satouiに似るが、前胸背板の側方がやや丸みを帯び、後角は歯を持つという特徴で近似種とは区別される。
- 分布市内
- 杉立町・青波町・小野町。
- 分布市外
- ―
- 生息状況
- 同地域で得られるアオナミメクラチビゴミムシと同様に地下浅層に生息しているが、岩盤近くで得られることが多い。
- 減少の要因
- 地下浅層に生息しており、今後、大規模な採掘工事等がない限り、安定した発生が続くと予想される。
- 特記事項
- 松山市の固有種で、チビゴミムシ類の分布パターンを解析する上で重要な種だと考えられている。Stygiotrechus属は四国においては中央構造線以北の限られた地域で2種が知られるのみである。