ホソミイトトンボ
科名:イトトンボ科
地方名:
学名:Aciagrion migratum

松山市カテゴリー:準絶滅危惧 (NT)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:久松 定智
撮影者:
- 種の特徴
- 夏型:腹長♂♀ともに24 ~ 28㎜、後翅長16 ~ 18㎜。越冬型:腹長♂♀ともに28 ~ 32㎜、後翅長19 ~ 22㎜。極めて細身のイトトンボ。体色は雌雄とも緑色だが、越冬後鮮やかな青色に変化する。本種は6~7月に新成虫が出現し、成虫越冬を行う。水草の茂ったため池、もしくは水田に生息する。
- 分布市内
- 野忽那島・二神島、その他局地的ではあるがほぼ市内全域から記録がある。
- 分布市外
- 東予~南予、本州~九州、台湾島・朝鮮半島・中国大陸中部。
- 生息状況
- 松山市内では以前から記録の少ない種類である。
- 減少の要因
- 水田の減少や水路の護岸、農薬の使用による生息環境の悪化。
- 特記事項
- 初夏に羽化するタイプよりも秋に羽化する越冬型のほうが体長は大きく、体色にも若干の違いがある。