キトンボ
科名:トンボ科
地方名:
学名:Sympetrum croceolum

松山市カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類 (VU)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:久松 定智
撮影者:
- 種の特徴
- 腹長♂24 ~ 28㎜、♀25 ~ 28㎜。後翅長♂28 ~ 31㎜、♀28 ~ 32㎜。胸部や腹部に明瞭な模様がなく、一様に橙黄色。翅は前縁部と基部の大部分が明るいオレンジ色。6月下旬~ 12月下旬に出現し、平地から低山地の水面が開けた池沼に生息する。近似種のオオキトンボとくらべ縄張り意識が強く、飛翔も俊敏である。
- 分布市内
- 局地的ではあるがほぼ市内全域から記録がある。
- 分布市外
- 東予~南予、北海道~九州、朝鮮半島・中国大陸。
- 生息状況
- 愛媛県全体で見ると広域に生息するが生息地は局所的である。松山市内は特に少ない。
- 減少の要因
- 生息地であるため池の護岸や水質の悪化、埋め立てなど。松山市内ではオオキトンボとともに見られることもあるが本種の方が広域に分布することからより適応力はあるものと考えられる。
- 特記事項