オオミノガ
科名:ミノガ科
地方名: ―
学名:Eumeta variegata

松山市カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー:―
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:片岡 敬一
撮影者:
- 種の特徴
- 日本最大のミノガで蓑の長さ40 〜 50㎜の長さに達する。成虫は6月に羽化する。♂の翅は赤褐色~赤褐色。第4、7室には麟粉がなく半透明。♀は翅がなくミノの中で羽化し産卵する。多食性で多くの樹木の害虫として知られている。
- 分布市内
- 湯山柳。
- 分布市外
- 伊予郡砥部町、本州・四国・九州・対馬・屋久島・沖縄・宮古島・石垣島・西表島、中国。
- 生息状況
- 1990年代当初までは街路樹などでごく普通に見られたが、海外から侵入した寄生性天敵であるオオミノガヤドリバエによって駆逐され、生息数は激減した。現在では県内でも散発的に発見されるのみ。
- 減少の要因
- オオミノガヤドリバエの寄生による。天敵によって絶滅するとは考えにくいので、長期的に見れば生息数は回復してくると思われる。
- 特記事項
- 山口県、高知県、徳島県、福岡県、宮崎県、神奈川県などでレッドリストに掲載されている。