アイノミドリシジミ
科名:シジミチョウ科
地方名: ―
学名:Chrysozephyrus brillantinus

松山市カテゴリー:情報不足(DD)
環境省カテゴリー:―
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:菊原 勇作
撮影者:
- 種の特徴
- ♂の翅表は金緑色、♀の翅表は暗褐色に赤色と青藍色の斑紋を装う(AB型)個体が9割で、残りは青藍色の斑紋のみを装う(B型)。新成虫は7月上旬から出現し、早朝から10時頃に活動が活発になる。食樹はミズナラ。
- 分布市内
- 杉立町・高縄山。
- 分布市外
- 四国中央市・新居浜市・西条市・今治市・東温市・久万高原町・西予市、北海道・本州・四国・九州、中国大陸・朝鮮半島・ロシア極東部。
- 生息状況
- 松山市では1952年7月の高縄山と、1958年10月の杉立町の記録が知られるのみである。東三方ヶ森で本種のまとまった記録があり、同所が高縄半島における分布の中心と思われる。
- 減少の要因
- 松山市は本種の分布の辺縁にあたり、生息基盤が脆弱であったと考えらえる。明神ヶ森から福見山にかけてブナ・ミズナラ林があり、調査により本種が再発見される可能性がある。
- 特記事項
- 高縄半島の高所では東三方ヶ森でエゾミドリシジミFavonius jezoensisとウラキンシジミUssuriana stygiana、窓峠でウラキンシジミの記録があるが、両種とも松山市内では未発見である。