スジボソヤマキチョウ
科名:シロチョウ科
地方名: ―
学名:Gonepteryx aspasia niphonica

松山市カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
環境省カテゴリー:―
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:菊原 勇作
撮影者:
- 種の特徴
- 大型の美麗種で四国では山地に生息する。林縁部の草地などに生息し、7月に新成虫が羽化する。夏期には休眠するとされるが、8月にも活動中の成虫が見られる。成虫で越冬し、越冬明けの個体は低地に降りてくることもある。食樹はコバノクロウメモドキ。
- 分布市内
- 米野町・河中町・福見山・杉立町・高縄山・三坂峠。
- 分布市外
- 四国中央市・新居浜市・西条市・東温市・久万高原町・内子町・西予市、本州・四国・九州、中国大陸・朝鮮半島。
- 生息状況
- 1985年4月の米野町の記録を最後に市内では生息が確認されていないが、福見山の東温市側斜面で近年も少ないながら生息が確認されている。県内では四国山地に広く分布し、食樹の多い四国カルストに多産地があったが、近年は減少傾向が著しい。
- 減少の要因
- 食樹のコバノクロウメモドキの減少。
- 特記事項
- 四国山地以外の本種の記録として、高縄半島の他に讃岐山脈の記録もあるが、同所では1962年の記録を最後に絶滅したとされる。