イネネクイハムシ
科名:ハムシ科
地方名: ―
学名:Donacia(Cyphogaster) provostii

松山市カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー:―
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:末長 晴輝
撮影者:
- 種の特徴
- 成虫は年2回5~6月と8~9月に発生しヒルムシロ属やハス、ヒシ属、ガガブタ、アサザなどの浮葉を食害する。
- 分布市内
- 正円寺・平井町・樽味・東野。
- 分布市外
- 鬼北町・今治市・上島町・久万高原町、北海道・本州・四国・九州・佐渡・隠岐・種子島・与那国、極東ロシア・朝鮮半島・中国・台湾・東南アジア。
- 生息状況
- 近年は平井町や樽味などで灯火に誘引された数個体が知られているのみで発生地の確認はほとんどない。近隣の松前町では現在でも生息が確認されている池があるため、今後の調査によって松山市内でも新たに発生地が見つかる可能性はある。
- 減少の要因
- 湖沼の水質汚染や護岸、湿地の乾燥化。
- 特記事項
- 本種のホストであるアサザは愛媛県レッドデータブックで絶滅種、ガガブタは絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。