フタスジカタビロハナカミキリ
科名:カミキリムシ科
地方名: ―
学名:Brachyta bifasciata japonica

松山市カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー:―
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:山迫 淳介
撮影者:
- 種の特徴
- 体長16 ~ 18㎜。太短い体形をしたハナカミキリである。上翅は黄色で前半に3対の小黒紋、後半の中央両側にやや大きな黒紋がある。成虫は5月~6月に出現し、ヤマシャクヤクの花粉などを食べる。
- 分布市内
- 米野町・高縄山。
- 分布市外
- 本州・四国。
- 生息状況
- 本種は寄主植物であるヤマシャクヤクに強く依存し、松山市内では高縄山山頂付近など高標高地の限られた地域でのみ生息が確認されている。
- 減少の要因
- ヤマシャクヤクはブナ帯の林床空間に生育するが、植生遷移とともに衰退するため、本種は不安定な環境に依存しているといえる。減少しているかどうかは不明であるが、市内での生息地が限られるため、環境の悪化が起これば激減する可能性がある。
- 特記事項
- 日本固有種。