マルクビツチハンミョウ
科名:ツチハンミョウ科
地方名: ―
学名:Meloe corvinus

松山市カテゴリー:絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)
環境省カテゴリー:―
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:桑田 一男・酒井 雅博
撮影者:
- 種の特徴
- 体長20㎜前後。体は黒藍色、前胸は著しく幅広、上翅にはしわ状の点刻がある。秋に成虫になり、越冬して3月頃から出現。
- 分布市内
- 朝生田町・東野。
- 分布市外
- 北海道・本州・四国・九州、朝鮮半島・中国大陸。
- 生息状況
- 1960年代までは、松山市の中心地を外れた田園地帯なら、どこにでも普通に見られた。特に小野川の堤防には多かったが、1970年代から急激に少なくなった。
- 減少の要因
- 1970年代から強力な農薬を多用するようになって、ニッポンヒゲナガハナバチなどの寄主が減少したことと、堤防の草本植生が変貌したことなどが考えられる。
- 特記事項
- 孵化幼虫はヒゲナガハナバチ類に取り付いて巣に運ばれ、ハチの卵や、集められた花粉を食べて生育する。