オオクワガタ
科名:クワガタムシ科
地方名:―
学名:Dorcus cruvidens binodulosus

松山市カテゴリー:野生絶滅(EW)
環境省カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:菅 晃・酒井 雅博
撮影者:
- 種の特徴
- 体長♂32 〜 75㎜、♀34 〜 45㎜。全体が黒色で♀の背面は特に光沢が強く、上翅に明瞭な溝を備える。成虫の寿命は長く、飼育下では5年生きた記録もある。幼虫はカワラタケやヒラタケなどの菌糸に侵されたクヌギ、サクラ、エノキなどの朽木を食べる。
- 分布市内
- 松山城山・石手川公園・吉藤。
- 分布市外
- 砥部町・伊予市・大洲市、北海道・本州・四国・九州、屋久島、朝鮮半島・中国大陸。
- 生息状況
- かつては市内(石手川の土手など)にも生息地があったが、ここ30年近く発見されていない。
- 減少の要因
- 生息環境の消失。
- 特記事項
- 2002年度以降、東野と城山で採集されたという情報があるが、それらの個体が飼育個体なのか、自然分布個体なのか確認できていないので、カテゴリーは変更しなかった。