コカブトムシ
科名:コガネムシ科
地方名:―
学名:Eophileurus chinensis chinensis
松山市カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー:―
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:菅 晃
撮影者:
- 種の特徴
- 体長18 〜 24㎜。全体が黒色で♂には頭部に短角が有り、前胸背板の中央部に大きな窪みがある。成虫も幼虫も樹木の腐朽した切り株や倒木に棲み、主として腐朽木を食べるが、肉食性も強く、他の昆虫の幼虫や小動物の屍体も食べる(特に♀)。
- 分布市内
- 石手川公園・松山城山・道後公園・平井町。
- 分布市外
- 日本各地、朝鮮半島・中国大陸・台湾島。
- 生息状況
- 主に里山の自然林を中心に発生しているが、個体数は非常に少ない。松山城山では、4〜5月頃丹念に朽ち木を探せば比較的発見しやすい。
- 減少の要因
- 開発などによって、平地の自然林が消滅したことや、公園や神社仏閣の社叢などの清掃が徹底したため、発生源が減少したことなどが考えられる。
- 特記事項
- 全国的に減少傾向が見られる。