チュウサギ
科名:サギ科
地方名:―
学名:Egretta intermedia intermedia( Wagler, 1829)

松山市カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:秋山 勉
撮影者:
- 種の特徴
- 全長68.5㎝。コサギより大きく、首と脚は長いが、嘴は短い。全身が白く、夏羽では背からみの状の飾り羽が出る。嘴は黒く目先は黄色。冬羽では飾り羽がなくなり、嘴は黄色で先が黒い。水田や湿地でカエル、昆虫、小魚、ミミズなど水辺の小動物を食べる。コサギよりやや乾いた環境で採餌する。市内にはおもに夏鳥として渡来。
- 分布市内
- 平野部の水田・ため池・重信川河口など。
- 分布市外
- 本州・四国・九州で繁殖、南日本で越冬。ユーラシア大陸東南部・オセアニアなどで繁殖し、北部のものは冬、南へ渡る。
- 生息状況
- 水田やため池だけでなく、重信川河口でもよく観察される。西垣生町ではコサギなどのシラサギ類のコロニー中に数つがいが繁殖していた。冬期の記録もあり、一部越冬する個体があると思われる。
- 減少の要因
- 水田や湿地の減少およびその環境の悪化。
- 特記事項
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