ヤイロチョウ
科名:ヤイロチョウ科
地方名:―
学名:Pitta brachyura nympha Temminck & Schlegel, 1850

松山市カテゴリー:情報不足(DD)
環境省カテゴリー:絶滅危惧ⅠB類(EN)
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:石川 和男
撮影者:
- 種の特徴
- 全長18㎝。名は赤色、緑色など八色の美しい体色に由来。足は長め、尾は短い。ミミズの多い湿潤で薄暗い森林を好み、ミミズや昆虫などを地上で採餌する。営巣は地上または樹上。「ホホヘン、ホホヘン」と大きな声で鳴く。市内には数少ない夏鳥もしくは旅鳥として5月末頃に渡来。
- 分布市内
- 山地。
- 分布市外
- 本州中部~九州で繁殖。中国大陸東部・朝鮮半島南部で繁殖、東南アジア・中国大陸南部で越冬。
- 生息状況
- 渡り時期に通過する個体は確認されているが、姿は目立たず、一時期しかさえずらないため、生息の実態はきちんと把握できていない。
- 減少の要因
- 常緑広葉樹、落葉広葉樹林の伐採による主食のミミズ類の減少、営巣環境の悪化。越冬地の森林環境の悪化も影響している可能性がある。
- 特記事項
- 種の保存法に定める国内希少野生動植物種。ワシントン条約附属書Ⅱ掲載種。