ジュウイチ
科名:カッコウ科
地方名:―
学名:Cuculus fugax hyperythrus Gould,1856

松山市カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
環境省カテゴリー:―
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:小川 次郎
撮影者:
- 種の特徴
- 全長32㎝。雌雄同色。頭から背は灰黒色で、胸から腹が淡赤褐色。黄色のアイリングが目立つ。山地の森林に生息し、昼夜ともに「ジュウイチー」と繰り返し鳴く。オオルリやコルリに托卵する。市内には夏鳥として渡来。
- 分布市内
- 高縄山・米野町・大井野町・窪野町など。
- 分布市外
- 北海道・本州・四国で繁殖。中国大陸北東部で繁殖、東南アジアなどで越冬。
- 生息状況
- 比較的高標高の自然林に生息する。個体数は少ない。托卵対象となるオオルリの個体数に大きな減少傾向は見られないため、繁殖地の環境が悪化しているとは考えにくい。
- 減少の要因
- 越冬地である東南アジアの森林環境の悪化が影響している可能性がある。
- 特記事項
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