カラスバト
科名:ハト科
地方名:―
学名:Columba janthina janthina Temminck, 1830

松山市カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
環境省カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:小川 次郎
撮影者:
- 種の特徴
- 全長40㎝。雌雄同色。大型のハトで、全身が黒色。首の辺りに金属緑色の光沢がある。常緑広葉樹林に好んで生息し、島嶼部に多く見られる。「ウー、ウウー」や「モー」という声のほかに、「グルルル」という声や「カチカチカチ」という音を発する。市内では留鳥。
- 分布市内
- 松山市沖の島嶼部。
- 分布市外
- 本州・四国・九州・沖縄に周年生息。
- 生息状況
- 常緑広葉樹林の残る忽那諸島の有人島及び無人島で生息が確認されている。おそらく周年生息しており、9月以降に鳴き声がさかんに聞かれることから、冬期に繁殖しているものと考えられる。
- 減少の要因
- 森林環境の悪化、放棄果樹園の増加などによるカラス類の個体数増加。
- 特記事項
- 文化財保護法に定める種指定の天然記念物。