ヤマドリ
科名:キジ科
地方名:―
学名:Syrmaticus soemmerringii( Temminck, 1830)

松山市カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー:―
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:秋山 勁三
撮影者:
- 種の特徴
- 全長雄125㎝、雌55㎝。雄は全体赤褐色の斑模様に90㎝もある長い尾がある。 眼の周囲は皮膚が裸出して赤い。雌の尾は短い。ほとんど鳴かないが、繁殖期には両翼を打って「ドド、ドド」と羽音を立てる(ほろ打ち)。それは縄張り主張の意味もある。広葉樹林の谷に近い下生えのある林を好み、林床を歩いて昆虫、ミミズ、クモ、草の種子、雑草の芽などを食べる。時に高い木の枝にとまって木の実や蔓植物の実も食べる。留鳥。
- 分布市内
- 低山地から山地の林。
- 分布市外
- 本州・四国・九州に周年生息。
- 生息状況
- 山地の林に周年生息する。
- 減少の要因
- 自然林や広葉樹林の伐採後、針葉樹への改植。狩猟圧。
- 特記事項
- 日本固有種。5亜種を含み、四国にはシコクヤマドリと四国南西部にウスアカヤマドリの2亜種が生息する。