ハヤブサ
科名:ハヤブサ科
地方名:―
学名:Falco peregrines japonensisGmelin, 1788

松山市カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
環境省カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:秋山 勁三
撮影者:
- 種の特徴
- 全長雄38㎝、雌51㎝。翼開長84 ~ 120㎝。カラスとほぼ同大。上面は青灰黒色。下面は白く、黒褐色の細い横斑がある。翼は先が鋭くとがっている。頬に目立つひげのような黒斑がある。急降下して獲物を襲う時の速さは、時速300kmを超える世界最速の動物。高所で見張っていてハト、カモ、ヒヨドリ、ツグミ、シギ・チドリ類、ネズミなどを狩る。市内では留鳥。
- 分布市内
- 島嶼部から海岸およびその近辺の開けた農耕地。非繁殖期は全域。
- 分布市外
- 北海道~九州に周年生息、沖縄などで越冬。中国大陸北東部、朝鮮半島で繁殖、中国大陸で越冬。
- 生息状況
- 島嶼部の崖地などで営巣する。育雛期の餌は渡り鳥に頼る傾向がある。非繁殖期には広域に出現する。
- 減少の要因
- 開発や釣り人の無作為な撹乱による繁殖障害。餌となる鳥類の減少。
- 特記事項
- 種の保存法に定める国内希少野生動植物種。ワシントン条約附属書Ⅰ掲載種。