オオハム
科名:アビ科
地方名:―
学名:Gavia arctica viridigularis Dwight, 1918

松山市カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー:―
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:秋山 勉
撮影者:
- 種の特徴
- 全長72㎝。アビと異なり嘴はまっすぐ。夏羽の前頸は黒くて、緑色光沢がある。冬羽の上面は黒褐色で、白斑はなく、下面は白色。シロエリオオハムとよく似るが、少し大きく、後脇の白斑があることで識別できる。沿岸、内湾、河口、海岸近くの湖沼などに渡来し、おもに魚を捕食する。市内には数少ない冬鳥として渡来。
- 分布市内
- 重信川河口沖などの沿岸海域。
- 分布市外
- 北海道~九州で越冬。ユーラシア大陸中北部などで繁殖、冬は南下し越冬。
- 生息状況
- 冬から春にかけて沿岸海域に渡来するが、シロエリオオハムと比べると個体数は少ない。1997年7月には重信川河口で若鳥1羽が記録され、盛んに潜水するのが観察された。
- 減少の要因
- 航行する動力船の増加や海砂の大量採取によるイカナゴなど餌魚の減少。
- 特記事項
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