トモエガモ
科名:カモ科
地方名:―
学名:Anas formosa Georgi, 1775

松山市カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
環境省カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:秋山 勉
撮影者:
- 種の特徴
- 全長40㎝。雄の顔には黄白色と緑黒色の巴型の斑紋があり、伸びた肩羽は黒くて栗色と白色の羽縁がある。雌は全身褐色で黒い斑がある。湖沼や川などにすみ、おもに草の実や葉、水草などの植物質のものを食べる。市内には冬鳥として渡来するが、個体数は多くない。年によっては大群が飛来する。
- 分布市内
- 重信川河口、平野~山間部の池など。
- 分布市外
- 本州~九州で越冬。中国大陸東北部で繁殖、朝鮮半島・中国大陸南東部などで越冬。
- 生息状況
- 重信川河口では1998 ~ 2007年には毎年数羽が確認されており、1999年12月27日に20羽、2006年12月16日に22羽の記録がある。平野部や山間部の池沼でも見られ、通常個体数は少ないが、2005年1月1日には鷹子町の大池で約50羽の群れが観察されている。
- 減少の要因
- 湖沼の埋立てや改修による生息地の減少および環境の悪化。
- 特記事項
- ワシントン条約附属書Ⅱ掲載種。