クロツラヘラサギ
科名:トキ科
地方名:―
学名:Platalea minorTemminck and Schlegel, 1849

松山市カテゴリー:絶滅危惧ⅠA類(CR)
環境省カテゴリー:絶滅危惧ⅠB類(EN)
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:秋山 勉
撮影者:
- 種の特徴
- 全長73.5㎝。ヘラサギによく似ているが、嘴が全体に黒く、目先は幅広く黒い皮膚が裸出している。大きさはヘラサギよりやや小さい。干潟、水田、湿地、河川、湖沼などに渡来する。市内には数少ない冬鳥もしくは旅鳥として渡来。
- 分布市内
- 重信川河口、まれに平野部のため池。
- 分布市外
- 日本各地で少数が越冬。中国大陸東北部・朝鮮半島西南部で繁殖し、中国大陸東南部・ベトナムなどで越冬。
- 生息状況
- 元来、渡来数は少ないが、1997 ~ 2004年には重信川河口でほぼ毎年記録され、最近でも2009、2010年に確認されている。2000年3月には市内北部の志津川池で観察された。
- 減少の要因
- 干潟、湿地の開発にともなう生息地の減少。
- 特記事項
- 繁殖地が局地的で、個体数は全世界で約2,000羽とされる。