クロサギ
科名:サギ科
地方名:―
学名:Egretta sacra sacra( Gmelin, 1789)

松山市カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー:―
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:岩本 孝
撮影者:
- 種の特徴
- 全長62.5㎝。くちばしは太くて長く、脚は比較的短い中型のサギ。黒色形と白色型がいる。本州から種子島までは黒色型だけが分布し、そこから南の島々では黒色型と白色型が共存するようになり、南に行くほど白色型が増える傾向にある。他のサギ類と混生して集団繁殖することはなく、小集団あるいは番ごとに分散して繁殖する。海岸の水のかかる岩場で、魚類やカニなどの甲殻類を捕らえて食べる。市内では留鳥。
- 分布市内
- 瀬戸内海の島々や沿岸の岩礁地帯。
- 分布市外
- 本州中部~沖縄に周年生息。東アジア・東南アジア・オーストラリア・ニュージーランド・ポリネシア・ミクロネシア・メラネシアに分布。
- 生息状況
- 忽那諸島などの岩場や岩礁地帯で確認されている。重信川河口でも見ることがある。高浜沖の九十九島で2011年に繁殖が確認された。
- 減少の要因
- 釣り人の増加で、繁殖場所の確保が難しくなっている。
- 特記事項
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